凍結酒とか氷酒とも呼ばれるそうですが、
見た目は完全に「みぞれ」ですね。
カチカチに凍らせると固体なので飲めません。
半分液体、半分固体の状態で飲みます、
オンザロックみたいに。
同じ酒を二本買って試してみました、
一本みぞれ状ともう一本はお冷やで。
違う酒になった。
始めに気が付いた違いは匂いですね、
凍らせると匂いが薄くなりました、
集中しないと何も匂わない位。
そして味。
味は濃くなりました、
端麗→濃醇、
甘口→辛口、
と両変量濃くなりました。
これは面白い、とついグイグイ…
一方頭の奥では「どうしてだろう?」と不思議に思ってました。
実は私、一時は化学専攻でもありましたので、
ウスウス察してました。
飲み終えて調べてみると、
疑ってた通り、
Wine Spectator 誌に書いてありました
Wine Slush について。
みぞれ状態のワインの場合
凍った部分は水の成分が多いと
(けど100%ではない)。
すると残った液体部は水が抜かれた様に
味もアルコール度も濃くなる。
やっぱり。
お試しの際気を付ける点が二つ:
①フリーザー(冷凍庫)の温度を下げる必要があるかも。私が最初標準温度で試したところ一晩入れても凍りませんでした。それから温度を最冷に調節したら二時間位でカチカチになりました。
②瓶のまま凍らせると凍った部を瓶から出すのが面倒です。あらかじめグラスに注いでラップでしっかり蓋してからフリーザーに入れるか、ワンカップ型の酒でカップごと凍らせると容易でしょう。