「あの~ゥ…、お仕事中お邪魔します。」
「はい、大丈夫ですよ。」
「そこは波しぶきで濡れるかもしれませんよ。」
「そうらしいですね、ご警告有難うございます、波が立つ前に仕上げようと焦ってます。」
「仕上がりが見てみたいですね。」
「あと一時間位で出来上がると思います。」
「だったら私また来ます、楽しみです。」
「じゃあ、また後ほど。」
「はい、また。」
そして一時間半位過ぎてまた来てみたら、もう片付けをしてました。
しかも絵はすごく良かったです。
それに…、それにですよ、
彼の立ってる前後3メーターは波しぶきで濡れていたのに、
彼は全然濡れてませんでした。
おっ、おぬし~…、プロだな。
余計なお世話をしました、どうもすみませんでした。
コナの防波壁前で。